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しょーせつだね!↓


Chain2 天人さんと早くも天界を去る?の巻

天子に案内されてやってきたところは、さっきとあまり変わらない、花園に桃の果樹園のようなところだった。
もちろん、天子の私物がいろいろとあるのだから場所を間違えるなんてことは今後ないだろう・・・。
「総領娘様ー。・・・あ!戻ってきましたか。探しましたよ?いつも勝手に出かけないでくださいと言ったはずですが・・・・
 ・・・そちらの方は?」

アナイスに注意を向けさせることで自分が説教を食らうことを回避できて嬉しいのか、先ほどよりも嬉しそうな天子。
・・・狙ってましたね。
「近くで会ったわ。どうやら地上からきた外の世界の人らしいんだけど、羽衣も使わずに来たらしいのよ。」

「ふむ。・・・いろいろ聞き出したいことはありますが、それは後にしましょう。
 見つかると危険ですよ?私は見なかったことにしますので、今すぐここから離れてください。
 ・・・勿論、総領娘様もですよ?」

「・・・え!?私も怒られるの!?・・・なら早く逃げるわよ!」
そう言って天子はすぐにアナイスの手を掴み、上空へと一気に飛ぶ。
「ちょっと・・!空を飛んだら見つかるんじゃ・・!」
「しょうがないでしょ!・・・掴まってなさい!次は降りるわよ!」
「えっ?あ、きゃああああああ!」

直後先ほどまで居た場所に落雷があった。
地面には決して落ちない落雷。それは意図的に放たれたものであると容易に予想ができる。
天子達は落雷を避け、そのまま天界から離れ、地上へと・・・・!

『罪を犯した天人が。我が天界から逃れられると思うか?』

「ああっ・・・!やっぱり駄目だったわ・・・・。」
その言葉をきいた直後、意識は急に途絶えた。


『ふん。流石は不良天人だ。ただの人間を連れ込むとはな・・・!
 あの人間と共にぶち込んでおくべきだな・・・。』


「・・・ん・・・。」
意識が戻ると、目の前は空ではなく天井だった。
ついさっきまで隣にいたと思われる天子もいなかった。
身を起こすと、今自分が寝ていたところは硬い床であったと気付く。
そして、ここが簡素トイレ程度しか設備のない小さな個室であることにも。
(や・・・。なによここ・・・!)

どう考えても、独房。いや、それ以下か。
手錠などによる拘束はされていないが、あってもなくても、なにもできないことは明らかであった。
「ちょっと!どういうことよ!」
ガンガンと硬く閉ざされた扉を叩くが、反応がない。

「うそよ・・・・。これじゃあ、地上に戻れないじゃない・・・!」
恐怖と絶望が自分の頭の中をぐるぐると回り続ける。
だが、しばらくしてすぐに頭を振って邪念を吹き飛ばす。
(なんとかしないと!勝手にここに来ちゃったのは悪いけど、私のせいではないってことをなんとかしてわかってもらわないと・・・!)

そして、アナイスは、結界の類であろうなにかが取り付けられた窓からかろうじて見える外を睨むように眺めながら、
打開策を考えるのであった・・。


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