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個人的に区切った第1章の一番最後となりますた。

これにてサイドは終了。3人集合したのでメインストーリーへと続きます。


ではでは~↓


Side 妖々夢 5 終わりへの一歩

アナイスは物音のした方へゆっくりと振り返る。
まるで、見たくないものを見るかのように。
「!・・・・猫?」
特徴的な猫の耳と尻尾。それだけなら猫だろうとわかるが、二足で立っているし、尻尾が二つある。

(妖獣!)
アナイスは一瞬で判断する。そこまで長くはないが、渉と圭より幻想郷に長くいるアナイスにとって、
妖怪と人間の区別はすぐにわかる。
「・・?最近は人間の迷子が多いね。あなたは誰?」
妖獣が話しかけてくる。普通の妖怪とは違って友好的なのだろうか・・。

「・・アナイスよ。あなたは?」
「橙です。それと・・・貴方が持っているそれは何?」
(・・・!!)
声音も態度も変わらない。だが、わずかに橙の爪が伸びたのがわかる。
対応によっては襲い掛かってくる・・・か。

「・・聞いてほしいの。これは嘘じゃなくて本当の話。初対面の私を信じろなんて無茶なお願いだけど・・。」


「何ですか・・?」
妖夢は圭が真剣な表情になっているのに気づく。
「幽々子が咲かせようとしている西行妖のことだ。妖夢は、満開になったら一体何が起こるのか知っているか?」
「・・?? 他の桜よりも大きいですから、ものすごく綺麗に咲くでしょうね。・・・それが?」

妖夢は意味がわからないと首をかしげる。当たり前だ。ものすごく単純なことを聞いたのだから。
「・・・その様子だと幽々子が春を集めている本当の理由を知らないようだな。」
 「・・・確かに、あなたの様子から察するに、あの桜が満開になることに大きな意味がありそうですね。
  幽々子様と何年も共にいた私でも知らないことが、数日間幽々子様と一緒にいた貴方がなぜそんなことを知っているのですか?」

「・・・それについては言えねぇ。・・聞いてくれ。単刀直入に言う。西行妖を咲かせると、幽々子が消える。」
「・・・は?消える?」
妖夢は予想もしなかった言葉に柄にもない言葉を口にしてしまう。
幽々子様が消える?なぜ?どうして?

「西行妖が花一つ開かない理由は、その桜の木の下に眠っているある少女によるものだ。
 その少女は、同時に幽々子をこの世に留めているものだ。満開になると、封印が解け、幽々子が消えてしまう・・!!」

「「・・だから!俺達は、春を奪い、幽々子を助けるために動いてる!・・・頼む、信じてくれ!」」


妖夢と橙は沈黙する。全ての時間が止まったように静かになる。
やがて顔を上げ、答えを。



そして、朝が来て、宴会が開かれることとなった。
つまり、失敗だったのだ。二人の人間の願いは、二人の妖怪には届かなかった。
・・・だが、

『もしその話が本当なら、幽々子様はそれを承知でやっているのか、それを知らないか、でしょう?
 幽々子様は簡単に成仏なさるお方ではありません。ですが、可能性が無いというわけではありませんから、
 幽々子様に聞いてみましょう。私と一緒に。』

それで4人で幽々子に会いにいき、聞いたが、幽々子は違うと答えたのだ。
眠っているのは私ではないだろう。きっと私の一族が眠っている、と。

曖昧な答えだが、信じるしかなかったのだ。もういくら言っても聞いてくれないのだから。
そして、春は取り上げられてしまった。


だが、二人は諦めなかった。
アナイスは一人、白玉楼の中で宴会の様子を探る。
幽々子が満開
圭は宴会の参加者に混じり、情報や協力者を探している。

しばらくして、幽々子が、壇上へ上がっていく。
持っているものはもちろん春だ。
騒がしかった皆が一斉に幽々子の方へ向く。

「皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます・・。」
(・・・まだ。)
「この宴会の目的は、みなさんに西行妖の満開をご覧になってもらうことです。
 この桜の木を満開にすることにより、恐らく西行寺家の誰かが復活するという考えです。
 それを皆様と共に確認いたしましょう。」

(・・・・まだよ。)

「・・まあ、実際に見てみればわかります。では、いきます・・。」
幽々子が春を手にもち、空へむかって高く手を挙げる。
そして、そのまま桜の木へ・・・

(今!!)

「それをしてはダメよ!西行寺 幽々子!」

全速力で幽々子へ。春を払いのけ、幽々子ともつれ合うように転がった。
「何をするのよ・・・!!」
「あなたは何をしようとしているのかわかっているの・・!?
 西行妖を満開にしても誰も復活はしない・・!西行妖の下に眠る死体は・・・!」

ありったけの力をこめて幽々子を押さえつける。
幽々子も負けじと振りほどこうとする。

それまで傍観していた宴会の参加者も、さすがにマズいと思ったのか、止めに入ろうとする。
「・・・圭!春を・・・!春を!!」
「ああ!」

圭が宴会の参加者に紛れながら全速力で駆ける。
ほかの奴等がアナイスと幽々子に気をとられている間に、圭は落ちている春を回収し、離れる。

数人に囲まれ、取り押さえられようとした途端・・・

「皆様、落ち着いてくださるようお願い致します。」

途端に、全員の動きが止まる。

「あ?てめぇは・・・八雲 紫・・!」
「あら、私を知っているのね、外来人。」

私を知っている?貴様、寝返ったのか!?・・・誰に?
「あん?何知らない振りを・・。いや、まさか・・。」

「意味がわかりませんわね。 ・・それより、このような事態になったのは、
 この宴会の参加者の中に外来人が混ざっている為です。」

しまった・・・!
ここは過去。もちろん過去の紫だっているはずなのに、それを忘れていた。

「今この場にいる3人の外来人は、私たち幻想郷の住人に大きな影響を与える存在です。
 外来人を野放しにしておけば、私たち・・いや、この幻想郷が消滅します。」
「馬鹿な・・・!お前が、俺たちをさらって幻想郷を直せと・・・!!」

「だまりなさい。外来人。」
「・・!!」
これまでにない威圧感。その声は圭にしか聞こえないものだったが、はっきりと聞こえた。
あまりの殺気に体を動かせない。

「でもご安心を。私が責任を持って処分いたします。では、さようなら~。」
「くそったれがぁぁ・・・!!」
圭とアナイスの場所にポッカリと穴が開く。二人はなにもすることができず、ただ穴に吸い込まれるのだった。


Question5へ









『紫の世界』

「ゆ、紫様!これでは・・・!」
「ええ、わかっているわよ・・!相手が私となると、手を出せないじゃないの・・・!」
「・・・紫様。」
二人は絶望する。もう、自分達では打つ手がない。
最悪の場合、境界をいじって、また初めからやり直すしかない。別の外来人で。

「・・祈りましょう。彼等の無事を。」
「・・・・・・。」
ここにあの子がいれば、今よりも少しでも良い方向に導くことができたのでしょうけど・・・
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